重要文化財 春景山水図 岳翁筆

中世以降の日本美術において、日本独自の表現として発展した和歌と、それに根差した絵画、そして中国文化の受容を背景に成立した墨蹟・水墨画は、異なる系譜を持ちながらも互いに影響し合ってきました。茶の湯は、これらの文化を受け止め、和漢双方の要素が並び立つ場として重要な役割を果たしてきたといえます。 本展では、歌人の姿を描く歌仙絵、禅の思想を背景とした墨蹟・水墨画、さらに和歌と水墨が一画面に共存する能阿弥筆「蓮図」(重要文化財)などを取り上げ、和漢の文化が交わりながら展開してきた様相をたどります。また、茶道具を通して、茶の湯の中に和漢の文化がどのように取り込まれてきたのかを見ていきます。 和と漢の表現が並び立つ作品の数々から、日本美術の多層的な広がりをお楽しみください。

主な作品


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