
滴凍茶会
正木孝之生誕120周年を記念し、武者小路千家家元後嗣 千 宗屋 宗匠を席主にお迎えして、孝之の雅号にちなみ「滴凍茶会」を開催いたします。
平素は非公開の茶室<滴凍庵>にて、孝之遺愛の作品とともに晩秋のひとときを心豊かにお過ごしください。また、席主との濃密な時間と空間をゆったりとお愉しみいただけるよう、4席(各10名)・40名様限定の募集としております。
11月15日(日)
①9:30(2席・各10名)②12:00(2席・各10名)
【参加費】 | 35,000円 ※入館料含む |
【定員】 | 40名 ※先着順(定員に達し次第締切) |
【会場】 | 正木記念邸 |
濃茶席 滴凍庵 席主 千 宗屋 宗匠 | |
(武者小路千家家元後嗣) | |
薄茶席 滴凍庵 席主 正木久彦 | |
(正木美術館館長) | |
点 心 味吉兆 |


千 宗屋 宗匠(武者小路千家家元後嗣)
花人・赤井 勝 装花 −雪月花のとき、もっとも君を憶う−
初代館長でもある正木孝之(1895-1985)は正木美術館創設の際、挨拶として次のように述べました。
「明治100年、私は73歳、急いで後世への遺物を考えぬと意義なき生涯に終わってしまうとあわてて造ったのがこの美術館であります。微力洵(まこと)に小さなものでありますが、ここに逐次展示する、日本及び中国の絵画、墨蹟、考古学資料、工芸品は世界に誇り得るもので、国宝3点、重要文化財8点(現在12点)を含む1080点を美術館に移管して一般に公開し、以て大衆の文化の向上に資すると共に、これらの宝物を完全に管理護持して、後世末永くこれを伝えんことを目的として、ここに、財団法人正木美術館の創設を見るに至ったのであります。余生幾ばくもありませんが、ここに撒かれた一粒の種子の育成に全力を尽くす覚悟であります。幸いこの一石が片隅の善意として受取って戴けるならば、これに勝る欣(よろこび)はありません。」
花という素材をとおして心を伝えていくことを生業とする赤井氏に、この秋も託します。
赤井勝 装花 ふたたび。

11月7日(土)〜11月14日(土)
11月7日(土)、14日(土)は夜間開館 〜20:00(最終入館19:30)
【会場】 | 正木記念邸 |
※期間中も(イベント開催時を除く)呈茶席をご用意しております。ぜひお抹茶とお菓子とともにゆっくりご鑑賞ください。 | |
(一服500円/受付は各閉館時間の30分前まで) |

赤井 勝 ― Masaru Akai
1965年大阪府忠岡町生まれ。
幼いころから花に親しみ、自らを花人と称す。
華道とフラワーアレンジメントを融合した「装花」という独自のスタイルを生む。2001年在大阪ロシア連邦領事館の装花を担当し、04年ウクライナ大使館主催「赤井勝装花の会」を開催。08年洞爺湖サミットなど各国政府主催イベントにおける装花をプロデュースするなど日本だけでなく世界で活躍する。

縁の宴 〜せつ・げつ・花〜
日本におけるフランス料理を追求するシェフ・大東氏による「雪」「月」を感じさせる料理の演出、そして日本のみならず世界で活躍する花人・赤井氏が手がける「秋の装花」。
二人の匠が、正木美術館創設者・正木孝之が遺した「文化の灯 世界を包め 赫々と」の想いを時代や文化を越えて色・形そして香で繋ぎ、みなさまの五感にお届けします。
秋のひととき。展示室とは趣のちがう 「せつ・げつ・花」。孝之が設計し住まいした正木記念邸広間にて、“新触感”をぜひご堪能ください

11月8日(日)
①11:15〜②16:45〜
※庭園ライトアップあり
【参加費】 | 各回 20,000円 ※入館料含む |
【定員】 | 各回 15名 |
※先着順(定員に達し次第締切) | |
※展示室開館時間の都合上②への参加ご希望の方は、 | |
宴の前にご鑑賞いただきますようお願いいたします。 | |
【会場】 | 正木記念邸、別邸茶室にて |
ウエルカム抹茶 (薄茶とお干菓子) | |
正木記念邸、広間にて | |
フルコース料理 抹茶(濃茶) | |
シャンパン・白・赤/各1杯つき |

大東 和彦 プロフィール
1976年福岡県生まれ。24歳で渡仏。フランシュコンテ地方シャトードヴォーシューで1年間勤務。その後パリへ移りヴィオロンダングル、タイユヴァンを経て、2003年よりプラザアテネ内ルレプラザにてアランデュカスに師事。東京青山のブノワ開業に伴い帰国し、副料理長に就任。2008年 大阪ル・コントワール・ド・ブノワにおいてエグゼクティブシェフを勤め、2012年3月大阪北浜にエッサンシエルを開業。
