第2部 茶の美
釘彫伊羅保茶碗 朝鮮時代

正木孝之は一休宗純の人となりを愛し、所有する一休の墨蹟「滴凍」にちなんで自身の雅号を「滴凍」としました。茶人としても一流であった彼は、中世禅宗文化の名品同様、茶道具の収集にも力を注いでいます。そのコレクションには、千利休生前の姿「千利休図」(重要文化財)という寿像として唯一現存する作品があります。
本展では、大燈国師墨蹟「渓林偈・南嶽偈」(国宝)をはじめ、利休ゆかりの茶道具、そして一休宗純墨蹟「滴凍」などの名品が一堂に会します。正木孝之のもう一つの顔、茶人「滴凍」としての姿をご紹介します。


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