2014年特別展
2013年早季特別展
2013年早春展
2012年秋季特別展
2012年夏季展
2012年春季特別展
2012年早春展
2011年秋季展
2011年春季展
2011年早春展
2010年秋季展
2010年春季展
2009年秋季展
利休のわび茶の大成に寄与した陶工、長次郎の作と伝わる。利休は従来茶の湯において珍重されてきた「唐物」ではなく「和物」の茶器を使用した。利休以前にも、わび茶において和製茶器の使用が認められるが、それらは日常雑器からの転用であり、新たな茶器の創造ではなかった。すなわち、利休は長次郎をはじめとする陶工に制作を依頼することで、自らの好みを反映させた茶器を生み出し、茶の湯に使用した。黒楽茶碗は利休の美意識の具現化といえる。
黒楽茶碗は手捏ねで成形した器に鉄釉をかけ、焼成中に引き出して湯につける。この作業により茶碗は黒く呈色する。本作は半筒形の穏やかな作行きで、典型的な黒楽茶碗である。口部は内側へ抱え込み、口縁に緩やかな高低がつく。胴部には箆(へら)を回しわずかに締め、見込には大きな茶溜まりが見られる。
一休宗純墨蹟 滴凍軒号 | 室町時代 | |
---|---|---|
団扇破墨山水図 | 雪村筆 | 桃山時代 |
橙図 | 是庵筆 | 室町時代 |
古信楽蹲花入 | 室町時代 | |
尻張釜 | 辻与次郎作 | 桃山時代 |
古染付山水絵長角水指 | 明時代 | |
大名物 唐物肩衝茶入 銘有明 | 元時代 | |
茶杓 銘ゆみ竹 | 千利休作 | 桃山時代 |
釘彫伊羅保茶碗 | 朝鮮時代 | |
赤楽茶碗 銘武蔵野 | 三代楽道入(ノンコウ)作 | 江戸時代 |
向付 | 尾形乾山作 | 江戸時代 |
ほか | 展示総数 約40点 |